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海蛍

第10章 拒絶

「はい、ここ置いとくね!」

ミニテーブルに2人のコーヒーを置く。

雅人はブラック。
ハルはミルクと砂糖多め。

「サンキュー!」

「うぃ~」

それぞれから、それぞれ予想通りの返事。

裏切らない君達に逆にありがとうだよ。


「そだ!これ賭けようぜ!」

「卑怯じゃん!兄貴っ!勝てるからって!」


なんてギャーギャー正直煩い。

2人に付いて行けず朝も早かった私は先に寝る事にした。


『じゃぁ私先に寝るね?』

の報告も虚しくオセロにムキな2人には耳に届かなかったらしい。

ほっとこ。


私はベッドに入り込んで目を閉じた。

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