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海蛍

第10章 拒絶

――――――ん・・何か・・・。


眠さと闘いつつゆっくりと目を開ける。



え?

ちょちょちょちょっと?!


眠さも一気に吹っ飛び完全に目を覚ます。


だって

雅人が上に乗り首筋にキスをしながらTシャツの上から胸を触っていたから!!!


『ちょ!雅人?!』




やだ・・!
向こうの部屋にハルが居るのに!

『ちょっと止めてよ!』

私は雅人を押し退けようと両手で阻止する。

「やだ。」

一言だけ返し雅人は止める気配なくTシャツの裾を捲り直接胸を触ってきた。




・・やだ。


ハルが居るのに・・。


ハルに聞こえちゃう・・!!



『止めてっっっ!!!! 』


私は声と同時に雅人を思いっ切り突き飛ばした。

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