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海蛍

第12章 デートと影と私と

途中、お店まであと少しってとこで急に雅人が細い路地に入って進路変更。

『え?どこ行くの?あっちだよ?』

私はビックリして雅人に後ろから声を掛ける。

「あ、ちょっとその前に行きたい所あるから。」


あ~。なんだ!


私も納得して雅人の後ろを着いて行く。

10メートル程度歩いた所で急に雅人が立ち止まり危うく背中にぶつかりそうになる私。


急に止まったら危ないっつの!!


焦って雅人を見上げると雅人は真っ直ぐ向こう側を見つめたまま

「あれ?遥人だ」

と呟いた。

私も雅人の視線を追ってみると



!!





そこにはハルと腕を組み楽しそうに笑う女性の姿があった。


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