テキストサイズ

海蛍

第16章 君と私と花火と

その後ハルからのメールが凄く嬉しくて。

たった一行でもハルからメールを私宛に送信してくれたんだっていう事実が嬉しくて。

何度も何度も読み直す。


『17時過ぎに駅でいいかな』

なんてハルからのメールを呟いてみちゃったりなんかして。


1人で部屋の中でキャッキャッ騒ぎながらニヤニヤ笑ってたりなんかして。


たった待ち合わせのメール本文なのに私はハルのメールが消えちゃわないように保護。


私の携帯で初めての保護メール。






なんて事をした後、急いで浴衣やら上機嫌で準備して


今に至るわけなんです。


お陰でちょっと時間に遅刻して香奈ちゃんに怒られたというね。


香奈ちゃんが鬼になったというね・・・。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ