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海蛍

第16章 君と私と花火と

色々な事を思いながらハルの背中を見失わないように着いて行く。


けど


久々に履く草履はやっぱり歩きにくい・・!


・・やっぱ洋服にすれば良かったな。


なんて後悔も出てきたりして。


するとハルは私の様子に勘づいたのか歩く速度を緩め私のペースに合わせてくれた。


『あ・・ありがとう。ごめんね?』

なんて思わず謝ってしまう。

「何が?」

『いや・・私が浴衣なんか着てきちゃったから歩くの遅くて』


「・・・・・似合ってるし。」



『え?』

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