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海蛍

第2章 2012年 夏

「あれ?遥人!?」


と、その時階段下から両手に荷物抱えて雅人が買い物から戻って来た。


雅人は彼を見て足早に階段を駆け上がって

「早かったんだなっ!!!」

と肩を抱き嬉しそうに笑う。


彼も嬉しそうに笑った。





けど・・。



私は全く笑えなかった。



ハルが雅人の弟だと言う事もだし

私の事を忘れてしまってる事も重なり
笑える心境ではなかった。

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