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海蛍

第4章 再会

君は俺に向かって

「最低」

と一言言ったけど、それでも構わない。

君が俺の名前を呼ばなくなるなら最低でも何でも今は良かった。



義姉の君からハルと呼ばれたくなかったんだ・・。



お互い黙って俯いたその時、丁度兄貴が帰って来た。


俺達の気まずい空気なんて気付く事なくご喜楽に帰って来て玄関先で彼女と何やらイチャイチャ。


俺、何やらイライラ。


彼女も嬉しそうに兄貴に微笑みイチャイチャ。


俺、更にイライラ。





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