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海蛍

第5章 決意の末

俺は救急箱を探しその中から火傷の軟膏を取り出し彼女の居る寝室をノックした。


義弟が心配して・・ってのだったら違和感ないだろうなんて思った故の行動だった。



・・・・あれ?



もう1度ノックをする。


が、全く中から音がしない。


『失礼しま・・』


そぉ~っとドアを開けて中を伺うとベッドの上で小さい彼女が更に小さくなって横になってた。



眠ってるのか??


俺はそっと彼女に近付く。


彼女の顔を静かに覗き込むと、彼女は泣いたのか

涙の跡を残したまま眠ってた。


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