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海蛍

第6章 同居

私は出来るだけハルから離れて座ろうとハルと対角の位置に腰を降ろした。

当然ながら私の方を見向きもしない。


尚更私とハルの空間には気まずい空間が漂う。

そんなこたお構いなしに鼻歌まじりにレミオロメン歌う雅人。




あ~。

雅人が今世界中で1番羨ましいよ・・。







「“義姉さん”もういいの?」

気まずさの中ハルがぶっきらぼうに火傷した右手に視線をやりながら聞いてきた。



“義姉さん”





あぁ・・今心臓強打。


めっちゃ痛い。

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