恋の居場所
第27章 届ける思い
帰ったらちゃんとおっさんに..
そういえばおっさんもあの家を出て行ったんだ
じゃあ何処に行けばいいんだろう
あ...."墓参り"
前に春樹達と川に行った所ここからすぐ近くだ
もしかしたらあの墓に居れば..
いつ来るかも分からないし無理か
だけど.....行ってみようかな
あああ..あの近くって言っても何処に墓があるか分からない..
とりあえず女将さんに聞いてみようかな
急いで旅館に足を運んだ
「あの女将さん..」
振り返る女将さん怖すぎる
なんか目が恨めしそうなんですもん
「...な..ん..で..す..か..」
「あ、あのA川ってあるじゃないですか
あそこの近くにお墓ってありますか?」
聞くと何も言わずに紙にペンで何かを書き始めた
どうしよう"呪"とか書かれたら..
スッと紙を差し出してきた
「ヒィ...あ..」
何かの地図..墓って印が書いてある
「...きっと...この墓だと...」
「あ、ありがとうございます!」
少しでも疑ったあたしが馬鹿でした
ごめんなさい!
「あの、皆に出掛けるって伝えといてください!」
急いで旅館を飛び出す
この地図めっちゃ分かりやすいっていうか結構近い