恋の居場所
第27章 届ける思い
周りは木々ばかり...迷った...
しかも何かこの森薄暗いし人がいない
「誰かいませんか...?」
やっぱりこれは女将さんの恨み..?
ああああああああ.......
「あの..どうなさいましたか?」
「きゃああああっ」
あ...綺麗な女の人だ
いつの間に...まじでびびった
「ごめんね、驚かして」
女の人の手には花束が握られている
「いえ、それより墓参りですか?」
「そうよ」
なんて幸運なんでしょうか
この女性についていく事にさせてもらった
なんていうか白百合のように肌が透き通っていて美人すぎる..
だけどおっさんの"墓参り"っていうのは本当だったんだ
しばらく歩くと墓らしき物が見えてきた
地図通りだった...女将さんありがとう
「ここよ」
「ありがとうございます!」
でも誰もいない..よね
結局何をしに来たんだろうってなる
「誰かのお墓参りでは?」
「いえ...人を探してて..いるかなって思いまして」
「そうなの..でも今ここには誰もいないわね」
そんな運よくいたら逆に怖い