恋の居場所
第4章 進展
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「ハァハァ..あたしスゴ...」
学校から空き地まで走ってきた...
涙もちょちょ切れる事なく。
「なに? 自意識過剰だね」
昨日と同じ木の影にまた″神沢 王史″は居た。
「...うるさいわよ」
おっさんにこんな顔見せれない
両手を使って涙を拭いてニコッと1度笑う
「目赤いし泣いてたね」
やっぱりバレちゃった...
「ってか何でこんな時間に居るのよ!!」
「君こそ高校生のくせにこんな時間に。
素敵な人にフられでもしたのかな」
うっざいいい!!!
煙草をくわえ、こっちにやってくる。
あたしは思い切り奴を睨む