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それでも、私は生きてきた

第20章 援交、万引き…

学生の頃、友達が化粧品とかジュースとか
パクる(万引きする)のは
何度も見てきた。

誘われたりもしたが、
私には度胸がなかった。
一度も万引きをしたことがなかった。

とても不安だった。
見つかったらどうしよう。
でも…
反面、
見つかれば保護されて
和也さんから離れられるかもしれない。

この葛藤の中で
援交と万引きを
繰り返した。


昼間、1人歩き回り
近所のパン屋さん、コロッケ屋さん、居酒屋さん
を巡った。

パンの耳ありませんか?
衣の欠片ありませんか?
何でもいいので余った食材ありませんか?

ご近所のお店では、
嫌な顔せずに
様々なモノを譲って頂いた。

頂いたモノを
コンビニのトイレなどで
急いで食べあさった。

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