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それでも、私は生きてきた

第24章 ホームレス

時間もハッキリわからないまま
多分、3日間
ホームレス生活をした。

昼間は物陰に隠れて
人目に付かないようにひっそりと。

夜は食べ物を探して
コンビニを巡った。

有難いことに、
廃棄処分のオニギリを分けて下さった
コンビニ店員さんもいた。

涙が出るほど嬉しくて嬉しくて…

夜は捨てられたひざ掛け毛布を見つけて
包まりながらコッソリ眠った。

時に、
俺の縄張りだ‼
と、他のホームレスさんに怒られ追いかけられた。

時に、
酔っ払った若めの男性達に
ヤラセロヤラセロ
と追いかけられた。

死んだ方がマシだったかもしれない。
だけど、
私は
生きようと
し続けていた。

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