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それでも、私は生きてきた

第74章 小さなお星様

手術後の再診の際に、

子宮内膜症を指摘されていた。

若い頃から生理痛はあったものの、
生理不順の影響だろう。と、これまでは
気にとめることもなかった。

いつだったか。
母と連絡を取っていた頃に、

お母さん、子宮内膜症だったのー。びっくりしちゃった。


と、聞いた。

若い頃から生理痛に苦しむ私とは反対に、

生理痛は全く感じない。とゆう母と姉だった。



元から生理痛に悩まされていた自分にとっては、
生理痛が悪化したのかどうかさえも
自覚はなく、

子宮内膜症だろうと。
不妊症だろうと。

どうでもよかった。


自分の体を健康に近付けたい。と、
思う部分はあっても


子宮を大事にしたい。とは、思えなかった。

大切な命を引きずり出した子宮。

もう二度と、この子宮には
命を授かってはいけない。とさえ
思った。


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