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8月を迎える直前。

彼は、知り合いの店を手伝う事になった。と、

毎晩、仕事に向かった。


夕方仕事に向かい、
朝帰宅する。



孤独との戦いだった。

手術費も任せてしまった。

手術後の再診では、
請求を間違えました。と、病院からの言葉に

安かったね。

と言っていた1万を支払い直した。

その時、

はぁっ

と、
大きく大きく溜息をついた
彼の姿が忘れられなかった。



彼を信じ続ける自信がなくなっていた。


お金のない私達。

1円でも貴重なお金の中、
突然の妊娠。


彼はお金の負担。

私は体の負担。


2人で心の傷を抱え、
2人で赤ちゃんの命を奪った償いをしていく。


そう思っていたのは、

私だけ。なのか。