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それでも、私は生きてきた

第77章 彼のスタート

ちょっと来て。

なに?今、お湯沸かしてるんだけど。

ちょっと見るだけ。

なに?

ホームページのさぁ、コレ。どれがいいかなぁ?


店の女の子達に聞いたら?働くの私じゃないし。


え…。うん…。



彼の仕事は、

私も経験者。


彼にとっては、

何も悪気はなく

経験からの意見や女性の立場の意見を
聞きたいだけ。と、

わかっていながらも

いつも
冷たく突き放した言い方しか
出来なかった。


捻くれていたのは私だった。



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