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それでも、私は生きてきた

第84章 もう一度…

視界が揺れる中。

何を思ったわけでもなく、
何故か

スマホを取り出し、
供養塔の天辺が差し掛かる空を写した。


今でもわからない。

なんで
私は写真を撮ったんだろう?


後ほど、
写した写真には


オーブとゆうものなのか?

供養塔にかかる
紫色の丸い光。



この地に辿り着くまでは、

死を望もうかと思い
向かっていた。


生き地獄に耐えられない、
赤ちゃんごめんなさい。
今日で最後の供養になります…と。







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