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遠い幼なじみ

第4章 仮入部

「やっぱりあの圭ちゃんでした」












登校中、私は沙希に圭ちゃんの事を話した。












沙「わわ、ほんとに!何か喋った?」






「何も。てか無視された」





沙「あはは」






沙希がドンマイ、というように笑う。











沙「そういや、高梨君昨日1日で女子のお気に入りだったよ」





「え、まじ!?」








沙「うん。女子が教室の隅っこでキャーキャー言ってたもん」






「へえ……」







スゴく様子が目に浮かぶなぁ…




まあ昔より一段とかっこよくなってたし、
無理もないか。















沙「みっちゃん、部活なにするの?」




「え?」





そういえば部活、今日から早速仮入部だっけ。




「んー…、やっぱ剣道かな?」




沙「あれ。陸上じゃないんだ?」



ニヤリとして、からかうように沙希が顔を覗いた。








「私も陸上入りたいけどさ、足遅いし」



沙「そうだね」



「否定しろよっ」








ポンッ

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