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遠い幼なじみ

第4章 仮入部

康「二人共、とりあえずジャージに着替えて来て」




「あ、は、はい…」









康「浩、更衣室まで連れていけ」





浩「はーい」






え、浩先輩連れてってくれるの!?








少し興奮しながら、来てと手招きする浩先輩の後を、持ってきたジャージを手にしてついていく。









校庭から更衣室まで行くまでは一度正門の前を通る。




下校時間真っ最中の今は生徒達が続々と帰っていく。











浩「あれ!?」





先輩が急に立ち止まった。



何だろう、と私は先輩の横から顔を出す。








浩「ナッシーじゃん!何してんの?」








ナッシー?




私と沙希は顔を見合わせた。




再び前をむくと、見慣れたアイツがいた。









圭「何って、帰るんですよ……」







「圭ちゃん!」











少しムスッと無愛想な顔をしつつも、先輩の質問に答える。





それにしてもナッシーってなんだろ?









……ああ、高梨だからか。





あだ名の付け方がチャラいっつーかなんつーか…(笑)



そこが好きなんだけど。






浩「相変わらず可愛くねーなぁっ!」



浩先輩が圭ちゃんに肩組して、ほっぺをツンツンする。








……圭ちゃんそこかわれぇぇぇぇぇっっっ!!!!!←

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