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遠い幼なじみ

第4章 仮入部

…そういえば、この二人知り合いだったんだ。





二人共格好いいから、喋ってるだけでスゴく絵になる。








浩「ナッシー仮入部行かねーの?」



圭「今日は剣道ないんで。あとナッシーやめて下さい」






あ……




やっぱり、圭ちゃんも剣道やるんだな。





一緒の部活ってなんか気が思い気がする。








圭ちゃんが良い終わると先輩があぁ、と声を漏らした。










浩「じゃあ、どうせ暇だったら陸上来れば?」





「「は?」」





私と圭ちゃんがハモった。







それで圭ちゃんが私の存在に気がついた様で、チラッと横目で見られた。









圭「なんでお前まで……」



「……いちゃ悪い?」





……わ…











私のばかぁぁっ!




二年ぶりの会話がこれってどういう事よー!!?


脳内で悶々としてる中、圭ちゃんは冷たく呆れたような目で、はっと笑った。





感じ悪ぅ……












康「おーい、浩!!いつまでくっちゃべってんだーー!!」






浩「はーーい!!」






校庭の方から、部長の張りのある声が聞こえる。



その呼びかけで私達は再び、更衣室を目指す事になった。

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