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遠い幼なじみ

第5章 知ってしまった真実

部活も無事終了し、私と沙希と圭ちゃんは並んで下校していた。











「…何故圭ちゃんがいる」







圭「浩先輩に言われたんだよ。もう暗いから送ってけって。




じゃなきゃお前らなんかと帰るかっての……」




「なっ!」








うざぁぁぁ!






何大人ぶってんだよこのヤロー!!!













…なんて言葉は喧嘩になるから飲み込んで。















沙「じゃあまた明日ー」





岐路にくると、沙希は私達と違う方向に歩いていく。







「えっ、ちょ、待って!私もそっちから帰るっ」







私は自分の家に帰ろうとする沙希を必死で引き止めた。








圭ちゃんと二人で帰るとか重すぎるよ…










沙「なに言ってんの。バイバーイ」







そう言って沙希は私達と別れていった。






軽く受け流された……













ふと圭ちゃんを見ると、「早くしろよ」と言わんばかりの鋭い目つきで私を睨んでいた。




いやん、怖い。

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