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遠い幼なじみ

第6章 中学生活

「ていうか京ちゃん、校則ぶっちぎっちゃってるけど大丈夫?」



京「あぁ、まあ何とかなってるよ。女のセンセーに頼めば」



絶対秋波送ってるだろ、それ。



こんな狡い性格も昔のまんま。
これなのに頭がいいから困り者なんだよね………









そんな京ちゃんと話してると、






?「いつまで駄弁ってるつもり?」






後ろから声がかかった。







「あ、圭ちゃん!」







今まで後ろにいた圭ちゃんが出て来た。













――昨日、机の上に置いてあったのは、「ごめん」と「圭介」という五文字が殴り書きに書かれた手紙だった。



手紙というより置きメモっぽい感じだけど。










でも、圭ちゃんと少し繋がれた様な気がして嬉しかった。




まあ、普通に不法侵入したみたいだけど。









「お、おはよっ」





圭「………おはよ」





あれっ


無視しない……


そっぽ向いたままだけど。









京「なんだよ圭~、俺がみっちゃんと仲良いからって妬くなよなー」




圭「妬いてねーよ」






「あははっ」






久しぶりに三人揃って、私達は時間を忘れて喋っていた。












………ん?時間を……







忘れて………









「ち…………









遅刻ーーー!!!」




「「あ」」

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