無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

次の店はこれまた可愛い雑貨屋さん。


ぶたさん貯金箱だとか、変な形の歯ブラシとか。







「可愛い…」


無意識にも、口から言葉が零れる。





浩「へー、ペアルックとかあるんだなー」




先輩が、その辺の棚から歯ブラシを取り出す。


ピンクと青の色違い。コップにはハートがプリントされている。






「あっ、ペアルックはいいんじゃないですか？可愛いですよ！」


浩「えー？でも同居してる訳じゃないし、なんかバカップルっぽくねーか？」




浩先輩の顔がちょっと引きつったように笑う。



「そんな事ありません！好きな人とお揃いだなんて、少しでも共通点があるみたいで嬉しいですよ……」





私も、昔から好きな人と同じ所とかがあると、嬉しかった。


ちょっとでも繋がってる感じがする