妹えっち!
第4章 えっちな…
「いいなぁ
中学校楽しそう
私も早く中学生になりたい」
中2の峰斗から学校の話を聞いて
璃乃は羨ましそうに言った
「そんなに楽しそうか?
別に普通だと思うが」
「いいの
璃乃も早く行きたい」
璃乃が本当に羨ましいのは
兄と同じ学校に通える事だった
「変なやつ」
お兄ちゃんにはわからないのだ
男子の話が多いけど、時折出てくる女子の話題に、璃乃はトゲが刺さるような胸の痛みを感じていた
自分が知らない中学生のお兄ちゃんをその人は知っている
なんだか負けた感じがして
いつも落ち込んでしまう
「なんだよ元気ねぇな」
「わ、ちょっと!」
夕食後、同じソファーでテレビを見ていた璃乃を峰斗はくすぐった
「や、やめてってば!」
「んー?聞こえない」
脇腹をくすぐられて
笑いながら暴れる
―っ!?
璃乃はドキッとした
足をくすぐられて
変な感じがしたからだ
この頃お兄ちゃんがやけに身体に触ってくるような気がするのは気のせいなのだろうか?
そのたびに璃乃は
ドキッとしてしまっていた
「は、離してよ!」
「悪かったって怒るなよ」
峰斗は順調に背を伸ばし
璃乃から見たら大きかった
それに力も強くて
「や、やだっ」
簡単に抱き上げられて
腕の中にすっぽり収まった
恥ずかしくて璃乃は暴れた
頭突きされて峰斗は悶絶する
「前はあんなに喜んでたのに…」
「こ、子供じゃないんだから!」
璃乃は動悸を必死に隠した
そう、もう体つきが
兄妹といえ立派な男女
子供とは違っていた