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妹えっち!

第8章 コンビニ







 もやもやする…



 そうこうしてるうちに行きつけのコンビニに着いた



 お兄ちゃんはまず雑誌コーナー…に行ったかと思いきや、通りすぎてアダルト雑誌の前に立った

 いやらしい本がたくさんある前でえっちな表紙を吟味してる

 ちょっと笑ってる
 最低だ…ホント最低だ…



「璃乃、ちょっときて」
「な、なに?」



 財布でも忘れたのだろうか?



「どれがいいと思う?」
「はぁ!?」
「いやエロ本だよ
お前の目から見てさ
どれが一番えっちだと思う?」



 錆びた機械みたいに顔が動いて
 目を逸らす時は高速だった

 …裸に近いカッコで
 女の人がこっちを見てる

 恥ずかしいカッコと
 ふしだらなキャッチコピー

 見るのも恥ずかしい
 見たくない



「やっぱり人妻か?
旦那がいるのに違う人のセックスで感じちゃってるんだもんな」
「っ…っ…!」
「俺人妻大好き」



 そんなの知らない
 聞いてない



「お前の意見は?
おい璃乃
ちゃんと見なきゃわかんねぇだろ
それとも興奮しちゃった?」



 雑誌の表紙なんかより
 お兄ちゃんのいやらしい声にゾクッとしてしまった

 顔を固定されて
 アダルト雑誌を凝視してしまう

 いやらしい私を見て…?
 AV女優と同じ事を思った事がある自分がすごくえっちに思えた

 カラダが熱くなってくる
 目につくエロ本に次々と目を合わせて見比べている



「女ってさ
どういうのがエロいと思うの?」
「こ、こんなの…
未成年は買えないんだよ!?」



 不埒で不潔で見たくないのに…
 思う裏腹ではドキドキしてる



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