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ま、こうして計画通りになったってわけだ。コートにはリホともう１人だけ。この状況を作り出したかった。タヌマとアイコンタクトで、作戦のシフトを確認し合う。カトーとハヤト、お前らご苦労だった。もう仕事はないから休んどけな。

タヌマと俺は直線上に立っている。理論上、俺がタクマに剛速球を投げ、タクマが俺に剛速球を投げ続ければ、攻撃的なボールは相手を狙いつつも絶対に横に逸れて敵の手に渡る事はない。でも実際はそんなに上手くいかないものだ。上手くいくのはえっちなパワーがあるときだけ。そうだろ？今日は俺とタクマ、えっちなドリームパワーに突き動かされて、どんな不可能でもやり遂げられる自信に満ちてるぜ。

俺はタヌマを基準点にして絶えず移動し、俺とタヌマ直線間にリホが入るように狙ってボールを投げる。当然、リホはボールに当たる。ヒット、おっぱいだ！でも当たったボールがコートに落ちる前に、リュウノスケが拾ってセーフ。逆上しているリュウノスケ、外野のパス指示を無視して、俺のほうに全力投球。俺、リュウノスケのボールなんざ止まって見える。難なくキャッチ。そして、再びリホを狙う。ヒット！ももだ！リュウノスケが拾う……。

この繰り返しだ。この繰り返しを俺達は待っていた。既にリホはフラフラ、避ける体力も無くなって来て、コートの中心に棒立ちしている状態に近い。タヌマは後ろからおしりを狙う。ヒット。でもリュウノスケ拾ってセーフ。俺がおっぱい狙う！ヒット！リホはすごい痛そうな顔しておっぱいおさえてうずくまる。リュウノスケ、今回は拾えなかった。アウト……！