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第5章 二週間前




何かを口に含ませた言い方が、私の心を揺さぶった。

民江は何かを知っているが、口にはしない。


口止めされている?

誰に?


宮本と母……


でも何を知っているの?謎だわ……



私はこの家の人間なのに、何一つ分からない。



民江が目の前にいるのに、考え込んでしまっていた。
そんな私を心配そうに見ていた。



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