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第6章 一週間前





この一週間が過ぎるのは早かった。


私はこの一週間近くあの会場を見て以来、毎回出入りしていた。


正直、
うっすらとした記憶しか無いが、何故だか楽しくてしょうがない。


麻薬のような部屋だ。


夢を見ているようなふんわりとした記憶の余韻に浸っている。



ここ何年か体験したことの無い、幸福感にハマってしまっていた。




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