テキストサイズ

第6章 一週間前




「宮本が何故?」


「あの方は
貴女をおかしくして自殺するように仕向けているんですよ。だから、外部から、あんな老人が貴女を閉じ込めようとしたんですよ。」



「えっ?!」



「ご存知では無いですよね。
私は貴女が心配なんですよ。」



「嬉しいわ、マスター。」



この記憶だけは確かだった。



マスターが言っていることは辻褄が合う。
夢から覚めたように私は殺される前に殺そうと胸に秘めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ