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第2章 三年前





「どうやら、大丈夫ですね。軽い脳震盪と頭に切り傷が出来てますが手当てしておきましたよ。」



白衣の男性が笑顔で言ってきた。



白衣?

お医者様…



視界の片隅に赤い物体が見えたので、"まさか!"と思い動揺してしまった。




「落ち着いて下さい、頭なので大袈裟に見えますが、傷は大したことないですよ。」


軽く笑顔で言った。少しホッとしたが…


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