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第2章 三年前




民江は少し困った顔をして何かを言おうとした途端



「百合子様がなかなか上がって来られないので、民江さんが見に行ったのですよ。
そしたら、血を出して倒れてましたので、慌ててお医者様を呼んだのですよ。」



横から割って入るように宮本が話した。


「嫁入り前なので、着替えは全て民江さんがしたんですよ。」




私は誰かに…



「軽い貧血ですって、気を付けて下さいね。」






民江が笑顔で言っては皆、部屋から去って行った。





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