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第2章 三年前



そんな母は今は相手にもされていない。



美人は三日で飽きる。



元々、妾だったんだから。


母のせいで、前妻は家を飛び出してしまった。



それが私の本当の母だ。



今いるのは
世間上、母という名のただの年老いた女だ。




美しかった黒髪も今は白髪だらけであろう。


どうなっているのか知らないけど。


しかも
芸名の"初音"という名前しか知らない。本名は聞いたが、興味が全く無いので覚えてはいなかった。



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