テキストサイズ

第14章 9:00:00





「お母様。」




「お母様、
今日はもうパーティーなんて状況では無いわ。」



真っ赤なドレスを着ては栗毛色のくせ毛を艶やかに美しく上に束ね、私とは比べものにならないぐらいの主人に似た黒目の大きい目、鼻筋が綺麗に通った鼻で日本人とは思えない、整った顔立ちに真っ白な肌が眩しい程な姿で階段から降りて来た。



「ほっといて頂戴。
百合子、あんたはただのおまけに過ぎないのよ。」



はね除けるかのように居場所の無い私は百合子に反発しては片手に持っていたシャンパンボトルをそのまま口に運んではがぶ飲みした。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ