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第15章 ‐‐:‐‐




会場へ行くと全く何事も無かったかのように、にぎやかだった。


奥でマスターがいつも通りグラスを拭いていた。
でも1つ違っていた。



「マスター!」


「奥様、
今日はもう、
パーティーもクライマックスで何か出し物をしないといけないのです。」



マスターは私を"奥様"と呼ぶようになっていた。
彼がそう言うと、会場中の皆が拍手をしては、またシャンパングラスを持ち、上に上げた。


私はマスターの言っていることがよく分からなかった。



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