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第15章 ‐‐:‐‐





そこには、
死んだ筈の初音と百合子と民江が真っ赤なドレスに真っ赤な靴、くせ毛風にカールをしては髪を上に上げ、真っ赤な口紅を付けては三人して楽しそうに私の顔を見ては微笑んだ。



今までのは夢だったのね。
私は本当は何もしてなかったんだ。



スッ……



マスターはいつも通りシャンパン………いや、今回は赤ワインをグラスに入れて出してくれた。


美味しそうな真っ赤な赤ワイン………


香りは
何だか少し酸味が強そうな感じだった。




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