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第15章 ‐‐:‐‐




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シトシトと降り注ぐ5月の甘雨の感じは嫌いではないが、私の身体には受けつけなかった。





頭が痛い。



何故なら、
私は片頭痛持ちで気圧の変動に弱く、特に雨の日は内側から頭を叩きつけるような鈍痛が酷かった。


しかも
ここ何十年も患っているうつ病も酷く、気分の浮き沈みも激しさを増していた。



その日は湿度も高く首に張り付くぐらいのジメジメ感が頭痛と共に不快感を増していた。



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