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第2章 三年前





怖くてしょうがないが震える手を静める為、深呼吸をして部屋に入る。




物置部屋としては埃が被らないように全ての物に布をかけるのは当たり前だが、


白い布が一際不気味さを出し、私の恐怖心を煽った。




恐ろしさのあまり正気を失い被せてある布を一気に捲りまくった。



誰か隠れているかもしれない。




人間、本当に怖いと声が出なくなる。


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