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第3章 一年前




気のせいかと思いまた窓の外を見たら、







窓ガラスから写ったのは




私の後ろで…
髪を綺麗に束ねた女性が誰かに手招きをしていた。



そのままの状態で外を見ると強烈な視線を感じた。



手招きされていると思われる小学生ぐらいの少年と目が合う。




合うに決まっている。




少年は私を思いっきり睨み付けている。




冷たい雨が激しく降り注いでいるにも関わらず、少年は全く濡れている感じはしなかった。



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