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第3章 一年前





気が付くとすっかり辺りは暗く夕方になっていた。



いつも通りご飯を済ませて入浴をして、民江に髪をとかしてもらい、私も何事もなかったかのように 接しては薬を飲んでお手洗いに行き、部屋へ戻ろうと民江の部屋の前を通り過ぎたとき



「もう、私には手に負えません!これ以上どう対応すればよろしいのでしょうか!」


「落ち着いてください!聞こえますよ!」



以前は聞こえなかったが、民江と宮本が あまりにも大きな声のせいか、聞こえてきた。



やはり何か重大なことを隠していると確信した。


でも私には何も出来ない。



これ以上は聞こえなくなったので、諦めて部屋へ戻ることにした。


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