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第4章 二ヶ月前




真っ白なテーブルクロスに真っ赤に滴り落ちた液体がポタポタと落ちてきた。



ツー……



しまいには線となって滴り落ちた。


一瞬、
痛いだけで何がなんだか分からなかった。



「百合子様、
一先ず、お口の中を洗浄しましょうね。」

と民江の震えた声がキッチンに響いた。
私は考え込んでしまっていたせいで、食事中にナイフとスプーンを間違えてナイフで食事を口に運んでいた。


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