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星カレ。

第4章 合コン




昼休み…



あたしとゆりなは屋上にいた



「ねーねー数学の先生さ、みのりが数学得意なの知らなくてあの動揺っぷりすんごい笑ったんだけど!」


ケラケラ笑うゆりなの横であたしはお母さんが作ってくれたお弁当を食べる


「ほんとにね~あたしも気を抜いちゃってたから、危うく恥をかかされるとこだったよ」



「ね、例のメールのことでそうなってだんでしょ??」


っ!!


ゆりなを見ると早く話せといわんばかりに目を輝かせている



「はぁ……」


あたしは一息ついて、最近始めたゲームのこと

そこで出逢ったルイやミナトのこと、昨夜ルイと電話して番号交換したことなど全て話した




「え、ええええええ!??」



突然大声を上げるゆりな


「ちょ、うるさいよ、ゆりな!」



「だってゲームで知り合ったどこの誰かもわからないような人と電話番号交換するなんて…」



ゆりなは驚きのあまり口があいたままだ…



「別に良い人っぽいし…

それに変なおやじとかじゃなかったから安心でしょ?」



「えーいまの世の中、どんな人がいるかもわかんないのに…

会うことだけは絶対にしたらだめだからね!??」


「うん、それはわかってるよ。

わざわざ自分から危険な目にあいたくないし…」


ルイはそんな危険な人だとは思わないんだけどなぁ~~




「あ!いまルイって人は危険じゃないとか思ったでしょ!!!」



「はぃ!??」



な、なんでこの子はあたしの考えてることがわかるの!??

エスパー!??



あたしの反応を見て図星だとわかったらしく、ゆりなは、はぁっとため息をついた

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