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星カレ。

第3章 未来のこと

あたしはしぶしぶ黒板の前に立った


今は数学の授業だったもんな~

気を抜いちゃってたな…

この先生、ちゃんと授業受けてる人にはすんごい優しいけど、今回みたいにちゃんと聞いてないって思われたら罰が与えられる…

いまもこうして…



「どうした寺島。早く解いてみろ」


ふんっ



あたしは黒板の問題を一通り見て、サササッと答えを解いていく


最後まで書き終えたらチョークを雑に置き、先生の方をみた



「…よ、よし、よく解けたな。

席に戻っていいぞ」


明らかに動揺してる先生



あたしが数学得意なの知らないの?
まぁ、3年になってまだ間もないし知らなくて当たり前か


ふんっと言ってあたしは席に戻った

席についてゆりなの方を見ると笑いを堪えてあたしの方に小さくピースをしている



ふふっと笑ってあたしも小さくピースを返し授業が早く終わるのを待った

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