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小心者の恋事情。

第6章 社員さんのお仕事。


僕と森田くんは、同じ高校でバレー部だった。


2年でレギュラーだった森田くんは、誰よりも寡黙に練習してて、努力家で…。
それはチームの誰もが認めていた。

だけど…
僕が入ってすぐのレギュラー発表の時、
森田くんの名前は呼ばれずに、一年の僕が招集された。


実力社会だ。仕方ない。


でも…

それから調子の上がらなかった森田くんは、卒業まで一度もレギュラー入りすることはなかった。


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