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堕落少女。

第3章 少女の世話係


「お前が売れるまでしばらく世話係をする事になった。ハツナだ。」

「ハツナだ。よろしく。」

「…よろしくお願いします。」



ハツナは、私より2つ年上の19歳だった。銀髪で、鋭い目をしていて最初は怖かった。



「あ、この子の名前はマリアだ。」

おじさんがわたしの頭をくしゃくしゃと撫でながらいう。…しかし、違う。

「あの…わたしの名前は…」


「マリア、いままでの名前は忘れるんだ。オーナーがマリアと言ったら、今日からお前はマリアだ。」

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