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堕落少女。

第3章 少女の世話係


ハツナはそう言うと、わたしの手を握り、あまったるい香水の部屋に引っ張っていった。


「…」

いままでの自分は捨てないといけないのがここの決まりなのか。今日からわたしは、マリアだ。


「ここがお前のうちだよ。」

空いている檻のまえでハツナはそう言った。ああ…今日からわたしは、檻暮らしなのか。

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