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堕落少女。

第1章 少女、売られる。


17歳の冬にわたしは売られた。



借金をかえせなくなったから、わたしを売るらしい。借金に困った家庭では、16〜20歳の子は普通よりも高く売れるので、よくある話だ。


売れる日の前の晩は、何ヶ月かぶりに肉を食べさせてもらった。両親からのせめてもの償いだったのだろう。

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