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青の水

第7章 土曜日の朝。

「どうした?何があった?」

急に、静かな声で話すから、
胸が切なくなった。

「・・・麻基には言えない・・・」
言えるわけがない。

麻基が居るとぐるぐるするだなんて・・・。

「・・・。そう。」
麻基の瞳の中で炎が揺れてる。
びくっと身がすくんだ。

その瞬間。

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