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青の水

第3章 泊まりの仕事。

「うわ・・・本当に適当・・・」
私は冷蔵庫の中を見ながら
聞こえないように呟いた。

セロリ、かぼちゃ、人参、大根・・・。

なにが食べたかったんだ?

「あの、何かリクエストは?」
答えは知っていながら一応尋ねる。

「何でもいーよー。」
掌だけひらひらさせながら
TVを見て一人で笑っている。

この人、私を家政婦だと思ってないよね?

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