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青の水

第6章 金曜日の夜。

唇が離れると、舌がもの惜しげに
透明な糸を引いた。

「・・・はっ・・・」
「・・・エロい顔になってるよ」
麻基がすっと私の首筋を指でなぞる。

「ぁっ」
それだけなのに、小さな声が漏れた。

途端に恥ずかしくなって
両手で顔を隠した。

「どうしたの?」
麻基が優しい声で聞いて来る。

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